ランス02のストーリーの大まかな流れとプレイ後の感想

序章 プロローグ

ラギシスという魔法使いが守っている街カスタム。

ラギシスは後継者を育てる為に4人の弟子をとっていたが、その4人がある日反乱。魔力を増幅させる指輪を使ってラギシスを殺し、街を地下に落として支配した。

そこで街の町長は弟子の魔女4人の討伐をランス(主人公)に依頼する。というのが始まりです。

ゲーム開始時は主人公のランスと、奴隷の魔法使いシィルの2人パーティーで進みます。

1人目の魔女 マリア編

町長に話を聞いた後、魔女4人がいる迷宮に入るとすぐに1人目の魔女マリアの部屋を発見。中に入り、何やら熱心に研究しているマリアと話してたらいきなりバトルに。

ただこれは単なるイベントだったみたいで実際には戦闘はなく部屋の外に追い出されるだけでした。「研究の邪魔をするな」ということですね。

もう一度マリアの部屋に入ろうとすると扉が開かず、「ち、この扉は開かないぜ。」というランスの言葉にシィルは

「マリアさんにもう一度、会う事が出来ないわね。」と、まさかのタメぐちです。昔のシィルは時々タメぐちになってたんでしょうか？

そして色々あってなんとかマリアの部屋に入り込み戦闘。思いのほか弱かったです。

戦闘後、いつものお仕置きエッチをすると指輪が外れ、正気を取り戻したマリアがラギシスの陰謀について語ります。

要約すると

• ラギシスが弟子の4人に指輪を配る
• 指輪をはめると魔力が増加すると聞かされていたが、実際はそれだけじゃなく心がすさんでいき、指輪が外れるとはめていた人物の魔力を奪う
• ラギシスの目的は弟子たちの魔力を奪い、自分のものにすること
• その事に気付いた4人はラギシスを殺す
• 指輪は外す方法は分からなかったが、ランスに襲われたことで「処女じゃなくなれば外れる」と判明

こんな感じです。ちなみにラギシスは殺されましたが幽霊としてまだ存在しています。その事を4人は知りません。

指輪を外す条件を知ったランスは俄然やる気に。正当な理由で襲えますからね。その後、部屋の外で待機させていたはずのシィルが、テレポートウェーブという魔法にかかっていなくなっており、マリアと2人パーティーになってマリア編終了です。けっこう短かったです。

2・3人目の魔女 ミルとラン編

離ればなれになったランスとシィルがそれぞれ行動し、ランスが2人目の魔女ミル、シィルが3人目の魔女ランの討伐というふうに、ストーリーが同時進行します。

ランスとマリア 2人でミルの迷宮探索

しばらくマリアとの二人旅です。マリアの武器はチューリップという大砲の様な物ですが燃料になるヒララ鉱石が無いため、見つけるまでランス1人で戦います。

鉱石を見つけてすぐにハニーの集団に襲われてるミリを発見。ミルの姉さんですね。

ミリの目的はおかしくなった妹のミルを殺すこと。でもランス達に指輪の件を聞き、一緒に行動することに。ここから3人パーティーですが一旦シィル編に移ります。

シィルとバード 2人でランの迷宮探索

魔法で飛ばされたシィル。近くに怪我で動けなくなってる人を発見し回復魔法。

バード初登場です。シィルに惚れて、そのことでこの先ランスからイジメられ続けるイケメン。後の作品でもキサラ・コパンドン・マチルダと、ことごとくランスに女性を寝取られ続けます。

でもバードはあまり性格が良くないので可哀想でもないですが。

ここでシィルに惚れていきなり口説きますが、奴隷でご主人様がいること知り、「こんないい子を奴隷扱いとは」と怒り心頭です。

そして2人でランの迷宮探索。ここはけっこう面倒くさいです。アーシーというお菓子をあげれば何でも教えてくれる子に色々聞き出す必要があり、お菓子が最低6つも必要で「おかし女」というモンスターを倒さなければなりません。1匹につき1つなので6匹。他にもモンスターが数種類いるので20～30回は雑魚と戦わなければならず、レベルが3つほど上がりました。

ランスとマリアとミリ 3人でミルの迷宮探索

シィルとバード編が終わったらいきなりミリとのエロから始まりました。ミリは好き者の両刀使いなのでランスでは敵いません。そして色々あってミルの元へ。

ミルとバトルになりますがミルは幻獣使いで幻獣に攻撃が通らず、一旦退却。そしてなんとここでフェリス登場。

フェリスですよね？でも名前のところが「悪魔」に。この時点ではランスはフェリスの名前を知らないからだと思います。悪魔は名前を知られるとその人物の下僕になってしまい、ランス03ではランスに名前を知られて大変な目に。

上のシーンはフェリスが「3つの願いを叶える代わりに魂を寄越せ」と言い、ランスに「抱かせろ」言われ抱かれ、2つ目の願いにも「抱かせろ」と言われて困ってるシーンです。ちなみに3つ目に「魂の件は無かったことにしろ」と言われて、ただヤられただけで帰っていきます。可哀想。

そしてその先で幻獣にも攻撃が通る剣を入手しミルと再戦。

ここはかなり大変でした。攻撃が通る剣を装備してるのがミリなのでミリしか攻撃できずチマチマと。しかも5連戦ぐらいあって心が折れます。で、ミルにお仕置きし、ミル編が終了。

シィルとバード 2人でランの迷宮探索 その2

バードと2人で面倒くさい迷宮を進むとラン登場。

ランは街で女の子達を誘拐し調教、その後に4人目の魔女「志津香」に引き渡しています。なぜそんな事をしているのか不明。やめさせるためにシィルとバードが説得しますが、ランに襲われます。

ランは幻術使いで目を見ると操られてしまい、とっさにシィルをかばったバードは左腕を切り落とされ、シィルは無理矢理オナニー。

そこにシィルの叫び声を聞きつけたランスとマリアが合流。

ここで戦闘があると思ったんですが無かったです。ランがランスに襲われ処女じゃなくなったので指輪が外れて正気に。そしてランスがシィルのご主人様だと知り、睨みつけるバード。

ランスを呼びつけ「男と男の話をしよう」と物陰に行き、何やら話してバードは1人で街に帰還。ここでラン編終了。

最後の魔女 志津香編

4人目の魔女志津香編が始まったと思ったらバードとの先程の会話の回想が始まり

• バード「奴隷扱いする貴様に任せておけない」
• ランス「ではお前はシィルの危機を助けることが出来たのか？」
• バード「くっ、では勝負だ」
• ランス「片腕で何が出来る？それにシィルがお前のことが好きならオレを見つけてすぐに抱きついては来ない」
• バード「なぜこんな奴に…。腕が治ったら決着をつけに来る！」

って感じでした。まだランスに心は折られてないですね。

そして志津香の迷宮へ。迷宮に入るとすぐに志津香の屋敷が見えるのですが鍵がかかってて入れず、ラルガ・サッキュバスがその鍵を持ってると判明。ラルガの屋敷を訪ねるとエロ勝負に。

サキュバス相手なので精を吸い尽くされボロ負け。ラルガのねこというモンスターが媚薬を持ってると知り、入手して媚薬を使って再戦、勝利で鍵入手って流れでした。このあたりは同人RPGって感じですね。鍵がかかってて鍵入手してって。

そして志津香の屋敷に入ると、志津香は時空改変魔法を使いゲートを作って過去に行ったようで、後を追うと志津香とご対面。

どうやら父親が殺された過去を変えたくて来た模様。過去に来るためにランが調教した女の子たちを「性的な快感を魔力に変える装置」に繋いで利用していたようです。

指輪には目的のためならまわりに迷惑をかけても構わないという様な、悪堕ち的な効果がるみたいですね。

父を殺し母を誘拐したラガールを迎え撃つ気なのですが、ランスはさっさと志津香とヤりたいので、そんなの知るかと志津香を襲ってバトルに。

けっこう強いです。「悪口を言う」というコマンドを使うと回避率が下がるらしいので、何となく使ってはみましたが効果の方はよく分かりませんでした。

そして勝って犯してムリヤリ現代に連れ戻して志津香編が終わりです。志津香は過去を変えることが出来ずじまい。

この辺りの志津香の過去話はランス6でやります。

ラスボス ラギシス編

「めでたしめでたし」となったところで集めた4つの指輪をラギシスに奪われます。ラギシスは志津香達に倒されて幽霊になってましたが、町長の娘に乗り移り、街を救ったランスに色仕掛けで近づいて指輪を奪うって感じです。

4人の魔女の魔力を吸収した指輪をはめ、不老不死と無限の魔力を得ることに成功。それを知った志津香達は4人＋ミリの5人でラギシスに挑みます。ランスは「無限の魔力相手に勝てる訳無い」と自分のせいなのに彼女たちを見捨てて、ここで一度エンドロール。

エンドロール後に「仕方がないな」と、ラギシスにやられて傷だらけの志津香達のところへ行って「後はオレに任せろ」とラギシスの元へ。

てっきりここでまた迷宮があると思ってたんですが、いきなりラギシス戦でした。

メチャメチャ堅いです。全然ダメージが通りません。ランスの大技「ランスアタック」を食らわせてもライフゲージが2%ぐらいしか減らなくて、「これは長期戦になるなぁ…」とゲンナリしたんですが、ある程度攻撃を食らわすとラギシスが第2形態に変身して防御力が格段に下がりました。化物みたいな見た目になってるのに逆に弱くなるって…。

そして倒して今度こそエンディング。エンディング後にエピローグ的なものが欲しかったですが特に無かったです。なんかこう志津香やマリア達にお礼を言われる感じのモノを期待したんですが。

以上、これにて終了です。

プレイ後の感想

うん、面白かったですね。ストーリーは何となく把握してましたが、ちゃんとしたCGが付いてリメイクされると印象が違いますね。ただこれを一番最初にやってたら途中で投げてると思います。ランスシリーズのファンだからこそ楽しめると言いますか。「志津香達との出会いはこんな感じだったのかぁ」ってたぐいの面白さでした。

攻略サイトを見ながらやった方がいいかも

コマンド選択式なので少し面倒です。例えば迷宮の場所を知るためには町長に「聞く」のコマンドを2回実行しなければなりません。「聞く」の他にも「見る」とか「話す」とか色々あり、1つずつシラミ潰しで実行していましたが、まさか2回とは…。コマンド1つでも同じ会話が出るまで何回も実行する必要があるということです。

ただこのコマンド式も良いところがあって、それは「襲う」コマンド。「話す」や「買う」の他にこの「襲う」があって、「ここでこの子、襲ったらどうなるんだろう？」っていうワクワク感がとてもいいです。

最近のランスシリーズはこれが無くなり、攻略自体はとてもスムーズでストレスフリーになったんですが、こういうワクワク感も無くなってしまったのが少し残念です。なんかこう登場人物達の会話をながめてる感じ。コマンド式だと自分がランスになって衝動的に行動し「がはは！グッドだ！」となれるんですが。

ちなみにランス4ではアイテム屋の女の子を襲うと全商品の値段を8倍にされます。

戦闘中はCtrlキーを使ってスキップ

未読でもテキストをとばせるスキップ機能。これ、ADVパートだけじゃなく戦闘中にも使えて、攻撃エフェクトとか全部カット出来ます。

この事に気付いたのは志津香の迷宮に入った辺り。はい、終盤です。私は今までいったいどれだけの時間を無駄にしたのだろうと愕然としました。またこのゲーム、モンスターのエンカウント率が高いんですよ。3~4歩あるくだけでまたバトル。実はけっこうイライラしてたんですよね。それがとってもサクサクに…。

プレイ時間は2日ほどですが、スキップ使えば1日でいけましたね。

最後に

この作品はランスシリーズのファンの人にオススメします。ランスシリーズそのものをやったことがないという人は、いきなりこれをやらない方が。それなら「戦国ランス」か「ランス01」を。

ちなみに私は「ランス・クエスト」が初めてでした。ただ過去作のキャラがこれでもかと出てくるのでオススメしません。キャラ同士の関係性がイマイチ分からず、少し勿体無い事をしました。

それまで私はエロゲーは「恋愛シミュレーションゲームにエッチな描写を追加したもの」という認識だったので、「あぁ、こういうエロゲーもあるんだ」とランスシリーズに興味を持ち、「戦国ランス」を買ってドハマリ。

「戦国ランス」はゲームシステムがメチャクチャ面白く、また過去作のキャラがあまり出てこないので初めてでも楽しめると思います。「ランス01」は1番初期の作品のリメイクです。初めからやりたいって人はこちらを。